2023年3月から放送開始となっているスーパー戦隊47作品目「王様戦隊キングオージャー」。
その1号ロボミニプラ「キングオージャー」をスーパー戦隊オフィシャルTwitterの企画で先行ゲットという幸運に恵まれたので、レビューしたいと思います!
個人ブログとしては、たぶん最速のレビューではないでしょうか?!
ちなみにミニプラキングオージャーの一般発売は4月24日で、全国のスーパーやコンビニで販売されます。食玩ですからね。
しかしまさか50名限定枠に当選するとは…
今年の運は使い果たしたかもしれん笑
ミニプラキングオージャーシュゴッド合体シリーズ02はこちら↓
王様戦隊キングオージャーは「王道」の戦隊もの
画像は東映公式サイトより引用
この記事を読まれている方のほとんどはご存知かと思いますが、「王様戦隊キングオージャー」について少しだけ触れておきたいと思います。
2023年3月5日から放送中のスーパー戦隊47作品目「王様戦隊キングオージャー」は、戦隊初の昆虫をメインモチーフにした「王道」の戦隊ものです。
「実はまだ見てない…」という方は、本当に面白いのでぜひ見ていただきたいです!
【ストーリー】
かつて5人の英雄と守護神キングオージャーは地帝国バグナラクを打ち倒し、人類を救った「チキュウー」と呼ばれる世界。
しかし「2,000年の時を経て地の底からバグナラクは蘇る」という予言が残り、現代のチキューでバグナラクが復活。5王国同盟の調印式中だったシュゴッダムを襲撃する。
戦いに巻き込まれたシュゴッダムの国民ギラは、シュゴッダムの国王ラクレスが戦線に出てきていないことを知り王宮に乗り込み、そこでラクレスの本性と真の目的を知るのだった。
激怒したギラはラクレスに反旗を翻して「邪悪の王」を名乗り、王のみが使えるオージャカリバーを奪取。クワガタオージャーに王凱武装(変身)してバグナラクを撃退する。
しかしギラは、オージャカリバーを奪った反逆者としてシュゴッダムを追われることになるのだった。
異世界ファンタジーの世界観をCGや最新技術を駆使して表現している挑戦的な面と、ただの一般国民だった主人公(レッド)ギラが王様に成り上がるというサクセス・ストーリーがまさに胸アツ!
【キングオージャー】歴代1号ロボでは最多!10体のシュゴットが合体したスーパーロボット
画像はテレビ朝日公式サイトより引用
戦隊の名前と同じロボ「キングオージャー」。
歴代の戦隊1号ロボは平均3〜5体が合体することが多いですが、キングオージャーはなんと10体合体!
これは歴代の最終合体(諸説ありますが最大はワイルドトウサイドデカキングの14体合体)に迫る数で、4月15日時点で登場が確定している「レジェンドキングオージャー」は13体合体になります。
最終合体まだ先なのにもう13体とか、最終は何体合体になるんでしょうね…?
2号ロボは確実に出るでしょうから、14体以上の合体は確定かな…?
【ミニプラキングオージャー】DX版を雛形に独自の稼働を追求したプラモをレビュー
歴代のスーパー戦隊ロボ玩具といえば、せいぜい腕が動くぐらいでしたが、前作「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の「ドンオニタイジン」からは全身フル可動のDX玩具として生まれ変わりました。
それまでの戦隊ミニプラといえば、DX版との最大の差別化として「全身フル可動」がありましたが、DX版も可動するため「ミニプラならではのアレンジ」を加え、可動をさらに強化しています。
「ミニプラ シュゴッド合体シリーズ01 キングオージャー」は全6箱。
すべてのシュゴッドを集めるとキングオージャーが完成します。
①ゴッドクワガタA
ゴッドクワガタAの内容は、キングオージャーの両腕と胸飾り、つまりゴッドクワガタの足とクワ部分と交換用開き手になります。
ゴッドクワガタBにもいえることなのですが、キングオージャーの大部分を構成し、変形の構造上関節も多いため、パーツ数は多めです。
実際に①と②を作るだけでかなりの時間を使いました。
②ゴッドクワガタB&ゴッドアント
ゴッドクワガタBはキングオージャーの胴体と腰回り、つまりゴッドクワガタの本体部分とゴッドアントのセットになります。
股関節や膝関節回り可動があるので、①同様こちらもパーツ数多め。
①と②を組み合わせることで、ゴッドクワガタが完成します!
ゴッドアントはシンプルな2パーツ構成です(笑)
③ゴッドトンボ&ゴッドテントウ
キングオージャーの背中と剣を構成するゴッドトンボと、ゴッドテントウのセット。
ゴッドトンボの羽はクリアパーツが使われていて、かなりの大きさ。
左右幅はゴッドクワガタよりデカいです。
足部分が共通のゴッドアントとゴッドテントウは、剣の部分に取り付けて遊べます。
ここ何気にプレイバリュー高いし、あとあと何かの強化合体に使われそうですね。
④ゴッドカマキリ&ゴッドクモ
キングオージャーの右足になるゴッドカマキリと、腰パーツになるゴッドクモのセット。
後ろ足や首周りも可動するので、単体でもポーズがつけやすくなっています。
DX版では⑥に入ってるゴッドクモと形状は同じですが、足の可動を邪魔しない形状に変更されています。
⑤ゴッドパピヨン&ゴッドテントウ
キングオージャーの頭部と剣になるゴッドパピヨン。セットになっているゴッドテントウは③とまったく同じです。
細かい色分けがされている顔や羽部分は流石にシールですが、それ以外の色分はパーツ分割で頑張ってます。
それと、バンダイ食玩のスタッフブログでも言われていますが、キングオージャー後頭部のピンについて。
これは元々、「小さな子供がパーツを飲み込まないように」という安全対策によるものですが、ゴッドパピヨン本体と足(キングオージャー頭部)の接続に使われています。
なので、「見た目が気になるから取っちゃえ!」と切り飛ばしてしまうと、ゴッドパピヨンに戻せなくなってしまうので、改造派のモデラーさんは要注意です。
⑥ゴッドハチ&ゴッドクモ
ゴッドオージャーの左足になるゴッドハチと、胸になるゴッドクモ。
ゴッドトンボ同様に羽にはクリアパーツを使っていますが、ハチの構造上自立させるにはコツが要ります。
ゴッドクモは④のクモと大まかなかたちは一緒の色違いですが、合体の都合でほぼ別物です。
10体合体!降臨せよ!キングオージャー!
ゴッドクワガタ、ゴッドトンボ、ゴッドカマキリ、ゴッドパピヨン、ゴッドハチ、ゴッドアント、ゴッドテントウ×2、ゴッドクモ×2の10体のシュゴッドが合体することで、キングオージャーが完成します!
変形の恩恵もありますが全身の可動は非常に優秀。
腕回りの可動はもちろん、
ゴッドクモの形状変更により股関節も前方ほぼ90℃までOK。
しかも膝は二重関節構造で180℃曲がります。
各部の関節でアクションポーズもバッチリ決まりますし、開き手に付け替えるとさらに表情がつけられてもう最高ですね。
ミニプラキングオージャーの良かった点・気になった点
実際にミニプラキングオージャーを組み立て・遊んでみて、良かった点と気になった点を紹介します。
良かった点
近年のミニプラは可動が非常に優秀で、ミニプラキングオージャーも流石の一言。
腕回りは変形の恩恵もあって、肩から手首まで可動部はなんと7箇所にもなります。
しかもDX版は同一色違いのゴッドクモは、足を前に出すために胸のゴッドクモと別構造です。
パーツ分割も優秀で、腿の1箇所のためにわざわざ分割しているほど。
シールはどうしても必要な部分や顔周りなど、最小限にしてありました。
各部分も開発者のこだわりが詰まっており、右足みなるゴッドカマキリは足を開いたときに設置性を高めるために可動が仕込まれていますが、隙間が空いてしまう外側には蛇腹状のパーツをつけることで「不自然さ」を最小限にしています。
目立つ肉抜きは膝裏と拳の裏ぐらいで、モデラーさんもほぼ合わせ目消しで終わりそうです。
気になった点
関節が多いのでポーズはつけやすいのですが、「関節が多すぎる」せいで細かい調整がしづらい印象です。
腕部分は一部関節が固すぎること、変形の都合上キングオージャー脇腹に関節軸があるため、この部分がテコの原理のように負荷がかかり、組み付けたパーツが外れやすいですね。
粘りの強いABS樹脂性ではありますが、正直負荷がかかって壊れてしまいそうで怖いです。
パッケージには「対象年齢3才以上」となっていますが、小さい子がバッチリポーズを決めるのは難しいかもしれません。
また、個体差なのか、関節が硬い部分があります。
たとえばゴッドハチと胸と腹を繋いでいる関節(写真中央、円系の意匠部分)が非常に固く、その後ろにある軸(ハチ本体と腹を繋いでいる部分)が短く接続が緩めなので、変形の際に非常に抜けやすくなっています。
しばらく遊んで、丁度いい渋みになればいいのですが…
「接続が硬い」と感じた箇所は、両肩、股関節、ゴッドカマキリ&ゴッドクモのゴッドクワガタ接続部分、左足首(説明したゴッドハチの部分)になります。
シールは細かい部分や曲線部分へ貼るものが多く、ゴッドクワガタのダクト部分は剥がれやすすぎて貼るのを諦めてしまいました。
ゴッドトンボの目の部分も、どうしても汚く見えてしまいます(貼るのが下手、というのもありますが…)。
ちょっとした部分が多いので、ガンダムマーカーなどで部分塗装するのがいいと思います。
「古代のメカ」っぽさを出すために、メイン5機のシュゴッドにはいわゆる「かすれ塗装」が施されています。
ミニプラ版はシールで再現されていますが、塗装派のモデラーさんはかすれ塗装を再現するのは大変な印象です。
ミニプラキングオージャーを改修・塗装するなら、部分塗装がおすすめ(個人の感想)
毎年ミニプラは素晴らしいモデラーさんたちが改修・塗装をされています。
昔からガンプラやミニプラを作っている身としては素晴らしい作品の数々に度肝を抜かれていますが、もし自分が今回のミニプラキングオージャーを改修・塗装するなら、「部分塗装とスミ入れで仕上げる」という選択を取ります。
理由① 肉抜きがほとんど目立たない
ミニプラキングオージャーの気になる肉抜きは、膝裏と拳裏。
普段はほとんど見えない場所です。
ここを肉抜き埋め→塗装すると、他のパーツとの色にも差が出てしまいます。
理由② 剣と腕の塗装が剥がれてしまう
ゴッドアントとゴッドテントウが取り付けられる剣(ゴッドトンボ)と腕(ゴッドクワガタ)の部分は、塗装はげの対策が難しく、仮に全塗装した場合はほぼ確実に剥げます。
普段隠れる部分ならいいのですが、剣や腕はどうしても目立ってしまいます。
理由③ かすれ塗装の再現が難しい
これは単純にモデラーとしての技量の問題なのですが、あの独特の「かすれ塗装」の再現は、かなり難易度が高いです。
ガンプラも素組+部分塗装&スミ入れ+トップコートで完了している、なんちゃってプラモデラーとしては、どうやって再現したらいいのか、まったく検討がつきません。
なので、
- 素組
- 部分塗装
- 一部シール使用
- スミ入れ
というのが個人的にはベストかと思います。
ただ、素材がABS樹脂なので、流し込み式の墨入れは浸透圧でパーツ割れしてしまうので注意です。
キングオージャーのミニプラはどこで売ってる?=全国のコンビニかスーパー
キングオージャーのミニプラは「食玩」、いわゆる「お菓子のおまけ」。
商品も「ラムネ菓子」になっています。
ですので、ミニプラ版キングオージャーは、
- コンビニ
- スーパー
- 家電量販店
- Amazon・楽天などのオンラインストア
で手に入ります。
地元のスーパーやコンビニは同じ系列の店でも仕入れていないことも多いので、確実にゲットしたいならAmazonなどのオンライン通販を利用するのがいいですね。
ただし、通販サイトでは悪質な転売が横行しているので注意しましょう。
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ミニプラキングオージャーまとめ
毎年恒例の戦隊ミニプラシリーズ。
ミニプラキングオージャーは近年のミニプラを周到し、非常にクオリティの高いものになっています。
一方でシールの貼りづらさや、固すぎる関節部分は、メインターゲットの子供たちには少し遊びづらいのではないかな?という印象でした。
6月に控えている3体のシュゴッドと合体して、13体合体の「レジェンドキングオージャー」になることが確定していますが、足裏に未使用のジョイントがあったりと、まだまだ先の合体が楽しみです。
ダイソーでゲットできる1体500円(税別)の5体合体ロボについてもレビューしています!
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武器が増えるとブンドドがはかどりますね(笑)
シュゴッド総動員でオリジナル合体もやってみました!