2023年7月1日未明、山口県内では広い地域で「線状降水帯」が発生し、住宅の浸水被害などが相次ぎました。
ブログ主ゆっきーの家も床下浸水するなどの被害を受けましたが、人的・物的被害は全国ニュースで報道されている規模の被害なく、「家の1階が水浸しになった!」みたいな事態にはなっていません。
しかし家の前の用水路は初めて見る規模で水が溢れ、家の前が水没し家が陸の孤島化するなど、一歩間違えれば大きな被害が出ていた可能性は充分にありました。
そこで今回は、普段キャンプをやっているブログ主が実際に大雨被害に遭遇してあって良かったもの・これは欲しかったものをまとめました。
- キャンプ道具があると災害の備えになる
- 普段から水・ガスボンベを常備していると慌てない
- 簡易トイレは必要
今回は、自分自身への備忘録も兼ねての内容です。
災害に対しての備えは公的なサイトを参考にして頂くのが1番なので、あくまでも「いちキャンパーがこうすれば良かったなぁ」というものになります。
ですが防災の備えとのひとつとして、何かしらの参考にして頂けると嬉しいです。
山口県に線状降水帯が発生
2023年7月1日未明、活発な前線の影響で山口県内に線状降水帯が発生。
実際日付が変わる前後から翌朝まで、1時間置きにスマホから大雨洪水警報が鳴り響いていました。
山口県内の広範囲で河川や用水路から水が溢れてしまい、各地で家が水浸しになったり、車が流されたりといった事態が起きてしまいました。
実際の被害 道路冠水・床下浸水・トイレが流れない
大雨の影響で、我が家の近くの用水路からも水が溢れ出しました。
大雨による排水が追いつかず、満潮と重なったとこもあり、家の周りの道路が冠水。
田舎の必須移動手段の車は予め水が来ない場所に避難させていたので、被害は皆無でした。
家の周りが冠水
用水路から水が溢れ、家のすぐ眼の前の道が水浸しに。
周りより少し低い土地が低い地域で、過去に何度か水が溢れたことはありましたが、過去最大規模での冠水。
近所の車は水没してしまっているものもあったようです。
勝手口・車庫に水が浸水
過去最大規模の冠水の影響は、家の勝手口と車庫に水が入ってくるというかたちでも現れました。
1日7時以降は大きな雨も少なく、水が引いたので「少し水が入ってきた」ぐらいで済みましたが、正直かなり危なかったです。
床下浸水
水が引いたあとに確認をすると、規模は大きくなさそうですが床下にも水が入り込んでしまっているようでした。
こちらは後日、市が消毒に回ってくださるとのことだったので、おまかせしようと身内で話しています。
トイレが流れない
大雨で汚水ポンプ場が冠水してしまい、下水が流れづらくなる状態が発生。
水の仕様は問題なかったのですが、トイレが上手く流れず困った事態に…。
水害にあって持ってて良かったキャンプ道具4選
大雨災害が起きた2023年7月時点で、キャンプ歴5年目のブログ主。
主に秋・冬にソロキャンプを楽しめるように、キャンプ道具は一式揃えてあり、予備のガス缶なども常備していました。
ですので「山口県で線状降水帯発生の可能性が!」とニュースで聞いてもさほど慌てず、自分が持っているキャンプ道具を確認していました。
調理道具
鍋やフライパンなどのクッカーやシェラカップ、割り箸、紙皿など、普段はソロキャンプなので「家族全員分」とまでいきませんが備えはありました。
もちろん調理用のガスコンロなどもあるので、今回はガスは止まりませんでしたが、正直「なんとでもなるな」と安心していました。
ガス・飲水
ガスコンロ用のガス缶と飲料水は、普段から予備を切らさないようにしていました。
ガス缶は冬場の鍋に使えますし、水も飲水としてキャンプに持っていくことがあるので、これはキャンパーあるあるですね。
充電式LEDランタン
充電式LEDランタンは充電をすれば繰り返し使え、ガスやオイルランタンよりも安全性が高いので愛用しています。
大雨の予報を聞いて即充電したので、使い方次第ですが数日間夜の明かりの心配はなかったですね。
電池式のランタンの場合は直前に慌てて電池を買いに行く→みんな電池を買いに来るから売り切れ、というパターンもあるかと思います。
ですがコンセントから充電すればいい充電式は「電池が買えなかった!」という事態になることはありません。
ポータブル電源
電気が必須と言ってもいい現代社会なので、ポータブルはフル充電。
元々、無呼吸症候群で医療機器のCPAP(シーパップ)必須なので、キャンプ・災害に限らず電気は欠かせません。
もちろんモバイルバッテリーも充電して「電気への備え」はバッチリでした。
1階が浸水していまい、停電してしまった家もあったようなので、キャンプをしない人でも防災用としてのポータブル電源は有効な手段です。
水害にあって「これは欲しかったもの」3選
普段からキャンプへ行くので調理器具や電気などはバッチリでしたが、一方でいざ水害にあって「これは欲しかった」と感じたものが3つありました。
- 土のう袋
- 簡易トイレ
- 保存食
どれも大きくスペースを取らず、「いざという時の備え」としては必要なものなので、これから災害に備えたいという人はぜひ用意しておいてください。
土のう袋
勝手口と車庫に少し水が入って来た程度で済みましたが、もう少し水が引くのが遅かったり、雨が長引けば床上にまで浸水する可能性は充分にありました。
「土のうは土がないと使えない!」
という人もいると思いますが、最近では土がいらない「水で膨らむ土のう袋」というものがあります。
使用後も燃えるゴミとして処分できるので、非常に便利です。
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簡易トイレ
下水処理施設が冠水してしまい、トイレが流れづらくなってるのは本当に困りました。
幸い「完全に流れない」状態ではなかったですが、市からも「あまり流さないでね」と連絡が。
なので近所にある被害を受けていなかった親戚の家に、トイレを借りにいったりしていました(笑)
備えとしては1番必要なものでしたね。
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保存食
前日に食品は買っていて、水もその日の昼頃にはある程度引いていたので問題はありませんでした。
ですが災害が長期化した場合も考えて、長期保存出来るアルファー化米などがあると安心できるな、というのが正直な思いです。
インスタントラーメンでも良いですが、防災用の保存食は保存期間が数年と長期保存が出来るので、いざという時の備えとしては間違いないですね。
防災は普段からの備えが大事
以上が、実際に受けた水害の様子と、あって良かった・欲しかったものになります。
- キャンプ道具はいざというときに役に立つ
- ガス缶や水、電源などを確保していると慌てない
- 水害を想定するなら土のう袋、簡易トイレは必要
というのが、水害にあったキャンパーの感想です。
我が家は幸いにも「1階が水浸しになってしまった」という程の被害はありませんでしたが、もう少し雨が続いていたらと思うと楽観はできませんね。
ここで紹介しているのは、あくまで一個人が感じた内容です。
きっとまだまだ防災の備えとして「あれがあったほうがいい」「これは必要だ」というものはあると思います。
ですが大雨による水害が頻発していることを考えると、決して「こんなものは要らないよ!」と切り捨てられるものでもないと思います。
「もしかしたら自分が災害に巻き込まれるかもしれない」と想定して、普段から防災意識を高めておきましょうね!
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