ゆるキャン△に感化され冬キャンプをはじめてはや3年…
はじめたばかりのころは周りにキャンプをしている人はおらず、
頼りなのはネットの情報のみ。
さらに春〜秋よりも入念な準備が必要な冬キャンプの道具選びは、本当に迷いました。
特にストーブ!
石油や薪といった燃料の運搬、暖房器具の値段もそう安いものではないので、
「買ってみたはいいけど使いづらい…」
というのが一番の心配でした。
どれだけ悩んだかというと、情報なさすぎて最初の年は暖房を買いませんでした笑
なので、冬キャンデビューしたのはキャンプ開始して2年目からだったりします。
そんな僕が散々悩んだ結果、現役の主力暖房器具として活躍しているのが、
イワタニ製カセットガスストーブ「デカ暖」!
- 小型石油ストーブ並のハイパワー
- カセットガスで手軽に使える
- 電池不要で軽量
- 安全装置付き
デカ暖は、石油ストーブ・薪ストーブと並んで主力を張れる優秀な暖房器具です。
- 冬キャンプの暖房選びで迷っている
- デカ暖ってどんな暖房?使用感は?
- 悪いところってあるの?
2年以上冬キャンの主力としてデカ暖を使っているわたくしゆっきーが、4つ特徴と5つの注意点をまとめてみました。
冬キャンプの暖房器具選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
デカ暖とは
メーカー | イワタニ |
---|---|
型番 | CB-CGS-HPR |
本体サイズ | 394(幅)×280(奥行)×408(高) |
重量 | 約4.1kg(カセットガス含まず) |
連続燃焼時間 | 約2時間30分 |
僕が所持しているのはブラックカラーのは生産を終了しており、ホワイトカラーのものが生産・販売されています。
- カラー以外にスペックに変更無し
- Amazonや楽天に在庫あり(2022年1月現在)
- ブラックカラーの方がやや値段高め
デカ暖、4つの特徴
デカ暖には4つの特徴があります。
- 小型石油ストーブ並の高火力
- カセットガスなので手軽に使える
- 電池不要で使い方も簡単
- 4つの安全装置
小型石油ストーブ並の高火力
3層構造の燃焼筒で小型石油ストーブに匹敵する暖かさ。
- バーナーの炎でセラミック筒(1層目)が熱せられ、蓄熱。
- 2層目のパンチングメタル筒が、バーナーの炎とセラミック筒から出る熱で赤熱し、熱を蓄えつつ内外に放熱。筒と筒の間に強い熱溜まりを作ります。
- 3層目のステンレスメッシュ筒も、2層目と同様に熱を蓄えつつ内外に放熱。2層目と3層目の間にも強い熱溜まりを作ります。
- 炎症筒内の溜め込まれた熱は、表面積の広い細かなステンレスメッシュ筒から広く放出され、反射板によってストーブ前方方向に放射します。
カセットガスなので手軽に使える
使用する燃料は、卓上コンロで使用するカセットガス。
本体重量も約4kgと、大きさの割りに非常に軽量。
「ちょっと置き場所を変えたいな」
と思ったときもさっと置き換えられます。
電池不要で使い方も簡単
使い方は超簡単。
本体後ろのカバーを開けて
カセットガスをセット
つまみを回すだけ
電源不要の石油ストーブでも電池が必要だったりしますが、デカ暖に電池は不要。
キャンプ場でいざ使おうとして
「電池切れてた!」
という事態に陥る事もありません。
4つの安全装置
デカ暖には4つの安全装置が搭載されています。
酸素濃度が低くなったとき、不完全燃焼をする前に自動的にガスを遮断
風などによって火が消えたときに、自動的にガスを遮断
ストーブが倒れたり、強い衝撃を受けたときに、自動的にガスを遮断してストーブを消火
容器(ボンベ)が加熱され容器内の圧力が異常に上昇したときに、自動的に容器が外れ、ガスの流れが止まりストーブを消火
デカ暖、5つの注意点
キャンプで大活躍してくれそうなデカ暖ですが、注意点が5つあります。
持ち運びに不向き
非常に軽く、ストーブとしては小型なデカ暖ですが、
キャンプ場までの運搬は車が必須。
徒歩やバイクでは持っていけません。
燃焼時間が短い
高火力ゆえに連続使用時間は短く、
カセットガス1本で2時間30分〜3時間の使用になります。
就寝中のストーブ事故、とっても怖いです
気温が低すぎると使用出来ない
寒冷地対策をされていないCB缶は当然ですが、
SOTOのOD缶でも、気温がマイナスになるとガスが気化しづらくなり、火の付きが悪くなります。
元々が屋内用なので、当然といえば当然ですが…
なので、北側の非常に寒い地域では、屋外の使用は難しいでしょう。
というか無理です。
雪中キャンプなどでストーブを使いたい方には、石油か薪ストーブをおすすめします。
湯沸かしはできない
本体上部が傾斜になっているので、
石油ストーブや薪ストーブのように
「暖を取りながら湯を沸かす」
ということは出来ません。
一酸化炭素中毒の危険性あり
締め切ったテント内での使用は
一酸化炭素中毒の可能性あり、非常に危険です。
新鮮な空気が入るように大きく出入り口を開け、
しっかりと換気しましょう。
2年以上キャンプで使用してみて
本格的に冬キャンプをはじめて2年以上。
山口県西部のキャンプ場を中心に車であちこち行きました。
デカ暖はメイン暖房として十分な活躍をしてくれています。
非常に優秀な暖房器具です。
不都合な部分については、2つの工夫で乗り切っています。
燃焼時間は延長可能
燃焼時間は2時間30分〜3時間といったところですが、
これは最大火力での燃焼時間。
火力を調整すれば時間の延長は可能です。
写真は火力を半分程度にした状態ですが、赤い部分が少ないのがわかるでしょうか?
この状態だと、単純に倍近い時間使用可能です。
当然ですが、その分火力は落ちます。
カセットガスは冷やさない
気温がマイナスになるとCB・OD缶かかわらずガスの出が悪くなります。
デカ暖は屋内用なので、冷たい外気は苦手なのです。
そこで対策として、使用するガスボンベを寝袋の中に入れて冷やさないようにしています。
ストーブの前に置いたり、使い捨てカイロで温めるなどすると、爆発の可能性があるので大変危険です。
冷たい外気を遮断するだけでかなりガスの出が変わります。
まとめ:デカ暖は石油や薪ストーブにも退けを取らない
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
- 軽量でハイパワー
- カセットガスなので手軽に使える
- 安全装置あり
- 燃焼時間は約2時間30分と短いが、火力を落とせば延長可能
- 寒すぎるとガスが気化しないので使用不可
車移動のキャンプが前提ながら、非常に使い勝手が良いデカ暖。
春先のキャンプでも車に積んでおけば、夜冷え込んだときでもさっと用意が出来てすぐに暖かく、逆に要らない場合はすぐに仕舞えます。
屋内用なので寒すぎる環境での使用は難しいですが、
僕の冬キャンプはデカ暖無しでは考えられません。
皆さんの暖房選びの参考になったのなら、とても嬉しいです。
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