26話でバグナラク篇完結し、2年後の時間軸からの新章がはじまるというスーパー戦隊シリーズでも異例の構成で楽しませてくれる『王様戦隊キングオージャー』。
6人目の王様となったバグナラクと人間のハーフ、ジェラミーことスパイダークモノスの相棒の「ゴッドタランチュラ/タランチュラナイト」がついにミニプラ化されました!
早い段階から登場していたガーディアンをふくめ4体のガーディアンウエポンズと、キングオージャー用オプションパーツが付いた「ミニプラシュゴッド合体シリーズ03 タランチュラナイト&ガーディアンウエポンズ」をレビューしていきたいと思います!
趣味に走った記事になりますが、戦隊ミニプラが気になっている方の参考になれば嬉しいです!
第1弾のキングオージャーと第2弾のレジェンドシュゴッドは、それぞれ別記事にまとめていますのでそちらをご覧ください!
ゴッドタランチュラ&ガーディアンウエポンズ4体!+オプションパーツ
ミニプラ・シュゴッド合体シリーズ03は全6種類。
これまで発売されたシュゴッド合体シリーズ01、02も全6種類での販売でしね。
パッケージはナンバリング以外は基本共通です。
ラインナップの内訳としては、
- ①〜③でゴッドタランチュラ(タランチュラナイト)が完成し
- ④はガーディアンウエポンが2体
- ⑤と⑥はガーディアンウエポン1体+キングオージャーのオプションパーツ
という仕様になっています。
3箱分で変形ロボ1体が完成するのはかなりお得感があるね
①ゴッドタランチュラA
ゴッドタランチュラAは、
- タランチュラナイトの頭・胴体・腰部分
- レジェンドキングオージャー時の見栄え用顔パーツ
- スタンド
となっています。
顔周り以外はパーツ分けでの色分けがしっかりされており、シールを貼らなくてもかなりそれっぽいですね。
胴体のみですが、この時点でかなり「蜘蛛感」出てますね。
見栄え用頭部とスタンドはエクストリームキングオージャー時の対策で、それぞれ奥まってしまう顔とヘビーウエイトになる背中の支えになります。
②ゴッドタランチュラB
ゴッドタランチュラBは、タランチュラナイトの両腕と肩、つまり蜘蛛の時の前の足4本です。
可動部なのでパーツ数はそこそこ。
ですがほぼ同一形状の足4本なので同じ形状のパーツが多く、組み上げる手間はそこまでありませんでした。
シールはかすれ塗装部分を再現のためのものだけで、本当に最近のミニプラは色分けが優秀です。
③ゴッドタランチュラC
ゴッドタランチュラCは、ゴッドナイトの両足と武器。
蜘蛛形態では後ろの足4本と腹部分です。
このパーツ部分もシールは王冠と足裏のみなので、シールなし状態でも劇中再現度が高いですね。
①〜③をあわせると、ゴッドタランチュラになります。
いやぁ、めっちゃ蜘蛛ですね(笑)
クモとタランチュラで別になっていますが、3体も同じモチーフのメカがいるのは戦隊史上初ではないかな?というぐらい珍しいですね。デザイナーさんが蜘蛛好きだったんでしょうか?
後記しますが、ここからあのスラッとしたロボモードになるのは本当にすごい……
④ガーディアンローリング&ガーディアンスネイル
4箱目はガーディアンローリング(ダンゴムシ)とガーディアンスネイル(カタツムリ)のガーディアンウエポンズ。
キングオージャー開始初期には登場していた2体ですが、ミニプラではようやく登場してくれました。
それぞれ変形すると武器になり、
- ローリングハンマー(モーニングスター)
- スネイルガトリング(ガトリング砲)
となります。
武器化したガーディアンはキングオージャーやタランチュラナイトに装備可能です。
ガーディアンローリングはDX版のようにチェーンを身体に収納できませんが、しっかり丸まってくれます。
ガーディアンスネイルのガドリング部分はクリック行動になっているので、回すたびに「カチカチ」と小気味良い音がします。
また、受け穴が2つ設けられているので、
穴の位置を変えることでガトリングの砲身が前に出ます。
⑤ガーディアンシケイダー&オプションパーツA
5箱目はガーディアンシケイダー(セミ)とキングオージャーのオプションパーツになります。
変形するとシケイダーブレードになるガーディアンシケイダーは、今回のミニプラで最小のパーツ構成でした。完成は組み立てが実感がないぐらいあっという間でしたね(笑)
オプションパーツはキングオージャーの劇中再現度を上げるもので、
- 合体時の小さなリアスカート
- 穴のない拳
- 穴のない胸パーツ(ゴッドクモの足)
- 小さなゴッドパピヨンの羽
となっています。
⑥ガーディアンピード&オプションパーツB
6箱目はガーディアンピード(ムカデ)とこれまたキングオージャー用オプションパーツ。
ガーディアンピートは変形するとピードチェーンソーになって武装可能です。
ムカデの足を刃に見立てたのは実に素晴らしいですね。
変形の恩恵もあって結構くねくね動くので、ムカデ再現度も高めです。虫嫌いの方はぞわぞわしそう(笑)
オプションパーツはゴッドクワガタの背面(羽?)部分となっていて、これに差し替えるとロボ形態の太腿が隠れるので、よりクワガタ虫感が増します。
【タランチュラナイト】ゴッドタランチュラの単独変形で、スラッとしたロボに!
ゴッドタランチュラが単体で変形し、キングオージャーの2号ロボ「タランチュラナイト」になります!
手足を曲げ伸ばしするだけであのガッツリ蜘蛛蜘蛛しい見た目から、スラッとした手足のロボになるのはびっくりですね。
両腕と肩、足にはキングオージャーの腕や剣と共通のジョイントがあるので、ガーディアンウエポンを武装できます。
【エクストリームキングオージャー】究極のシュゴッド14体合体!
タランチュラナイトがレジェンドキングオージャーと合体、14体のシュゴッドが合体した「エクストリームキングオージャー」が降臨!
このゴテゴテ感、やばいです(笑)
背面にほぼそのままゴッドタランチュラが付く形になるため、バランスは悪め。スタンドで倒れないようにしておくのがベストです。
正面から見るとぱっと見、「レジェンド」形態との違いは頭周りに集中しています。
横から見ると「厚さ」がすごいことになってますね…こりゃスタンドも要りますわ。
「レジェンド」のときもよりゴテゴテ感が増して、虫の足や羽が干渉するので、正直ポーズはつけづらいですね。
いわゆる下駄になるキングコーカサスカブトが合体すれば安定して自立するはずですが、ミニプラ版コーカサスの発売はもう少し先なので、それまではスタンドに頑張ってもらいましょう。
これぞ俺合体!シュゴッドバスター!
ここでちょっと番外編。
ゴッドタランチュラを中心にシュゴッドたちを合体させ、カブトキャノンを超える超巨大大砲形態「シュゴッドバスター」を作ってみました!(笑)
「エクストリーム」ではハブられてしまっているガーディアンたちもふくめて何か作れないかと弄りまわし、完成したのがこの砲撃形態です!
砲撃の威力を高めるためにキャノン砲のパーツ化している(という脳内設定)のもと、キングオージャーはほぼ素体化。
胸のホッパーアーマーはガンダムXのサテライトキャノンのリフレクター(これまた脳内設定)みたいな役割をするのは、決してバッタを何処かにつけるアイデアが浮かばなかったとかでは無いったら無い。
ちなみにイメージしたのは「シンケンジャー」の「イカテンクウバスター」で、余剰無しの全合体です。
自己満足と妄想の産物ですが、オリジナル合体は合体ロボを愛する者なら必ず通る道(だと思っている)。
劇中にも登場してくれないかなぁ?とバグナラク編を見返しながら実に捗っておりました。
タランチュラナイトとガーディアンズの良かった点・気になった点
色分け良しで可動も良く、がしがし遊べるミニプラタランチュラナイトとガーディアンたち。
実際に組み立てて遊んで見ると気になる部分もあったので、ここにまとめておきます。
良かった点
シンプルなカラーリングのシュゴッドたちですが、タランチュラナイトやガーディアンウエポンズも例に盛れずパーツでの色分けは高め。
シールは顔周りやかすれ塗装部分がほとんどで、ガーディアンスネイルはシール無しでした。
いわゆる「お菓子のおまけ」でこの再現度、バンダイの担当者さんの気合の入れようが垣間見えます。
また、肉抜きもほぼ目立たず、肉抜き箇所を上げると、
- 肩軸裏
- 蜘蛛形態のグレーの足部分
- 背中
- 顔横のゴールドパーツ(蜘蛛の牙?)
- 拳裏
- 膝関節内側
- 蜘蛛形態前足4本のゴールドパーツ(蜘蛛の爪?)
ぐらいでした。
目立たない場所に最小の肉抜きになっていますし、蜘蛛の爪は肉抜き前提の意匠になっているので、無改修でもまったく気になりません。
5箱目と6箱目に導入されているキングオージャー用オプションパーツが劇中のサイズ感を高めてくれるのも良いですね。
ただし、パーツの紛失には注意しなきゃですが……
気になった点
接地性が良く2重に関節があるタランチュラナイトの足首ですが、少し硬めなのと構造の関係で、動かしているとポキっと折れてしまいそうで怖いです。
キングオージャーの肩周りも構造的に破損しそうでしたね。
プラ素材は粘りのあるABS樹脂で、遊んでいるうちに関節も少しゆるくなるとは思いますが、慎重に動かす必要があります。
また、タランチュラナイトの股関節の可動は、太くデザインされた腿パーツが干渉してしまうので、前方向などの動きに制限が出てしまいます。
もしもっと足を広げてポージングさせたいのなら干渉しているパーツを削れば可能ですが、目立つ位置のパーツなのでロボ形態の印象が変わってしまうかもしれませんね。
あとはガーディアンウエポンを装備できる腕や肩部分ですが、パーツが干渉してしまうため一部装備できない向きがありました。
【ミニプラ】タランチュラナイト&ガーディアンウエポンズまとめ
あいも変わらずパーツ分割とシールで非常に完成度の高いミニプラキングオージャーシリーズ。
エクストリームキングオージャーのバランスの悪さやポージングの難しさ気になりますが、オプションの台座で補ったり、キングオージャーの劇中のサイズ感に寄せてくれる細かな配慮も素晴らしいですね。
塗装・改修もしやすい構成になっているので、王冠だけでも塗装してみようと合いそうなゴールドの塗料を検討中です(笑)
9月から始まる新章「宇蟲王篇」は敵キャストに石田彰さんを筆頭にラスボス級の豪華声優陣がキングオージャーの前に立ちはだかりますが、果たして6人の王様はチキュウーの平和を守ることができるのでしょうか?!
放送10周年を迎えた「獣電戦隊キョウリュウジャー」から参戦が決定しているキングキョウリュウレッドは、果たしてどんな活躍を見せてくれるのかもきになります。
キングキョウリュウレッドは当然「キング」ですよね?竜星涼さんですよね??
宇蟲王に「荒れるぜ〜!止めてみなぁ!」ってやってくれますよね???
10月23日に発売を予定されている「ミニプラシュゴッド合体シリーズ04 キングコーカサスカブト&ガーディアンヘラクレス」が非常に待ち遠しいですが、ブンドドしたり俺合体をしたりして、ミニプラ版キングオージャーを遊び尽くしておくことにします。
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