- パンダTCに連結できるタープが欲しい
- ソロスタイルに丁度いいサイズがいい
- できれば設営は簡単にしたい
パンダTC専用タープ【シルス170TC】は熱田工務店が販売している、こんな悩みを解決してくれる小型タープです。
パンダTCの設営に使用したペグを利用して連結するので、ポール用にペグを2本追加で打つだけで設営が可能になっています。
パンダTCと同色のタンカラーで相性も良く、SNSやYou Tubeでも使っている人が増えていますね。
シルス170TCの特徴としては、
- 優れたデザイン性
- ソロスタイルに丁度良いサイズ
- 日よけ・雨よけになる
- ポール1本とペグ2本を追加するだけの簡単設営
- テントの近くでも焚き火可能
といったことが上げられます。
この記事ではシルス170TCを実際に購入・使用して、良かった点や気になった点についてレビューしているので、
「シルス170TCが気になっている」「実際の使用感が知りたい」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
シルス170TCは熱田野営具店が販売しているパンダTC専用タープ
パンダTCはテンマクデザインから販売されているテントですが、シルス170TCの販売元は熱田野営具店という愛知県のメーカーさんになります。
Amazonや楽天で販売はしておらず、BASEでの販売となります。
パンダTCと同色なので親和性も高く、別売りのパンダTC専用陣幕【フロントヤード170TC】と一緒に取り付けることも可能です。
ただし、フロントヤード170TÇと同時に設営する場合は、必ずフロントヤード170TCから設営する必要があります。
熱田野営具店
Twitterの紹介文いわく、「テンマクデザインを愛しすぎて偏ったラインナップ」のメーカーさん。
実際に販売されているのはパンダTCとサーカスTC用のタープや陣幕という、非常にコアな商品を販売されています。
自社で開発された独自性の高い商品は、天幕デザインへの愛を感じます。
シルス170TCの仕様
金額 | 9,800円(税込み) |
---|---|
総重量 | 1.5kg |
生地 | T/C 210GSM 撥水加工450mm |
カラー | イエローサンド(タン) |
ペグ | スチール |
ガイロープ | ポリエステル |
自在 | アルミニウム |
生産 | 中国 |
TC素材で専用設計のタープが1万円以下と、懐に優しい価格設定。
撥水性も抜群で雨や朝露もしっかりと弾いていました。
シルス170TCのセット内容
シルス170TCの収納袋に入っているものは非常にシンプル。
- 本体(タープ)
- ガイロープ短×2
- ガイロープ長×1(ポール用)
- ペグ×2
- 取り扱い説明書
ガイロープとペグはタープと同じ素材の小袋に入っています。
取り扱い説明書は紙なので、水には注意です。出し入れしていてもくしゃくしゃになってしまうので、長く綺麗に使いたい場合はラミネート加工をしておくよいいと思います。
シルス170TCの設営は簡単!ポール1本+ペグ2本でOK!
シルス170TCはパンダTCに接続して設営します。
テントの頂点と四隅のペグを利用しての設営なので、タープのみを別に張るより格段に手間がかかりません。
シルス170TCに必要なもの
シルス170TCを設営するには、250cmのポール1本が必要になります。
ポールはシルス170TC購入時に熱田野営具店でも購入可能ですが、欠品している場合は別途用意しましょう。
長さ250cm、径25mmのものが付属購入できるので、自分で用意する場合はこれを参考にしてください。
ちなみにブログ主ゆっきーが購入したのはこちら↓になります
もともとタープ用ポールを持っていればそちらを使えばOKです。
ポール1本とペグ2本を追加で簡単設営
設営したテントを利用してタープを張るので、通常のタープ張りと比べるととてもかんたんに設営ができます。
【シルス170TCの設営方法】
- パンダTCを設営して、頂点にタープのツノを被せる。
- タープの両端にあるループベルトを、テント入り口側左右のペグにかける。ベルトの長さを調整する。
- パンダTC左右両端それぞれ約4歩手前(3m弱)にペグを打つ。ポールをタープのグロメット(穴)に挿し、ガイロープ(長)でペグに張り渡す。張り具合は自在金具で調整する。
- タープ両翼の小ループからガイロープ(短)を張り、テント後部左右のペグにかけて自在金具で調整する。
パンダTCのペグにタープのガイロープを引っ掛けるので、テント設営時にペグを打ち込みすぎないように注意しましょう。
ループベルを採用しているので張りの調整もしやくす、慣れてしまえばあっという間に設営が完了します。
シルス170TCを実際に使ってみた感想
この記事を書いている時点で、3度シルス170TCを使用しました。
非常に設営しやすい優秀なタープですが、専用設計なので他のテントとの接続は難しいのではないかと思います。
5つの良かった点
ピラミッド型で直線的なパンダTCに、シルス170TCの跳ね上げるような曲線が加わることで一味違った印象に。西洋甲冑のバイザーを跳ね上げているようにも見えますね。
タープの色合いもパンダTCとほぼ同色で、肉眼で見て「よくみれば少し違うかな?」といったレベルです。
ちなみにですが、初期に生産されたものについては色の濃さに違いがあります。
パンダTCより、シルス170TCのほうが少し暗い色をしています。
これはYou Tubeで上がっている動画などでも確認できますが、最近生産されているものは色の濃さがなくなっているので、熱田野営具店から直接購入される場合は気にする必要はありません。
設営時のサイズ感もソロスタイルには丁度良く、パンダTCのだけでは入り込んでしまう日差しや雨を防いでくれます。
横殴りの雨は難しいですが、多少の雨ならテント内で過ごすのも快適です。
テント設営に使っているペグを流用してループベルトやガイロープをかける構造になっているので、追加のペグはポール用の2本のみ。
設営はなるべく手早くかんたんに済ませたいキャンパーにとっては、非常に良い仕様です。
また、タープの生地はポリコットンで火の粉に強く、フロントも250cmの高さのポールを使って跳ね上げているので、比較的テントの近くで焚き火をしてもタープへダメージがいく可能性は低くなります。
もちろんタープが「絶対に燃えない」というわけではないので、火を大きくしすぎないなどの注意は必要です。
3つの気になった点
パンダTCの底面の長さ270cmに加え、前方約300cmの位置にポール用ペグを打つ必要があるので、設営に必要な面積は270cm×570cmと、ソロテントとしてはかなりの広さが必要になります。
また、パンダTC専用としてテンマクデザインから販売されているパンダタープに比べて小さく、その分日差しや雨を防げる面積は小さくなっています。
冬におこもりスタイルのキャンプをするなら、しっかり囲えて熱も逃げにくいパンダタープのほうが良いと思います。
タープの片側をパンダTCの頂点にかけて設営するため、普通のタープと違い単体での設営はできません。
サイズが似ているワンポールテントには接続可能かもしれませんが、構造的に難しいかもしれませんね。
パンダTC専用なので当たり前ですが、「タープひとつで色々な使い方をしたい!」という人にはおすすめできません。
まとめ:ひと味ちがったパンダテントで快適なソロキャンプを
かっこいい見た目なのに設営はかんたんなシルス170TC。
日差しや雨の侵入も防げる上にテント近くで焚き火も可能(ただし距離には注意)と、パンダTC専用タープとして最高のキャパシティを発揮してくれます。
別売りの陣幕フロントヤードTCと同時接続も可能で、オールシーズン大活躍間違いなしです。
実際に使ってキャンプしている様子はキャンプレポやTwitterでも確認できるので、そちらも合わせて御覧ください!
ぜひシルス170TCをGETして、ひと味ちがったパンダTCでキャンプを楽しんで下さいね!
\ブログ村、ランキング参加中!/